MENU

几帳面な人の特徴と向いている仕事について。自己PRに使える長所も解説

こんにちは、ミヤモンです。

今回は、几帳面な人の特徴や向いている仕事について解説していきます。

職場でよく細かすぎるといわれる。
几帳面な性格が生かせる仕事って?

このような疑問や悩みを持つ方は是非参考にしてみてください。

几帳面だったり、細かいことを気に掛ける性格は、何事も正確にミスなく取り組もうとする一方、
時には「細かすぎて柔軟性が無い」と感じられてしまうかもしれません。

しかし、何事にも手を抜かない姿勢は仕事内容や環境によっては、大きなアドバンテージになり、職場の人から信用を獲得することができます。

几帳面さを活かせる仕事を一緒に見ていきましょう。

目次

几帳面とは

細部まで注意が行き届き、物事をきちんと行うさまを表しています。

類語としては、「勤勉」「きっちり」「規則正しい」「律儀」「まじめ」などがあります。

どんな事柄に対しても手を抜かず、責任を果たそうとする一方、完璧主義になりすぎて柔軟性に欠ける部分があります。

几帳面な人の長所

1 どんなに些細なことも見逃さない

几帳面な人は、その細部まで行き届く広い視野で細かい部分にも配慮することができます。

自分のやるべきことに対して完璧さを求めるため、二重・三重に確認したりと、
早さよりも正確さを重視するためです。

例えば「作成中の資料の誤字を発見する」「様々な可能性を考慮して、計画を立てることができる」など
ミスなく確実に仕事を遂行することに長けています。

また、周りの環境や人の変化にも敏感なため、広い視野で周りを観察し、違和感があれば正しい方向に修正したり、周りの人への声掛けができます。

広い視野と緻密な仕事ぶりによって、ミスの少ない高品質な仕事ができるのです。

2 期限を確実に守る

几帳面な人は、丁寧な仕事をする一方、納期や時間に対してもきっちりしようとします。

抱えている仕事の進捗計画や、自分の予定に対しても狂いなく行動できるよう時間管理を徹底しているためです。

自分の計画通りに物事を進めるために、緻密に計画を立て、コツコツとそれをこなしていくのです。

社会人になると、自分の抱えている仕事の進捗管理や、遅刻しないよう余裕をもって行動するなど
時間を管理する能力はどんな仕事でも必要になります。

中には「少しぐらい遅れてもいいか」「今度やればいいか」と期限に対して軽く考えている社会人もいる中で、几帳面な人のもつ徹底的な時間管理能力は、多くの人から信用を得られます。

3 準備を怠らない

几帳面な人は、準備を綿密に行います。

何事も中途半端だと落ち着かないためです。

また、自分の立てた計画が予定通り進むようあらゆる可能性を想定しているためでもあります。

「プレゼン発表前には資料の誤字脱字チェックはもちろん、想定される質問に対しての答えも考える」

「商品ごとの売れ行きを予測して、売り逃しが無いように在庫管理する」

など、事前にあらゆる状況を想定して準備をすることができるのです。

このような綿密な準備によって、几帳面な人はあらゆる場面で頼れる存在になります。

4 責任感がある

几帳面な人は、自分の任されたことに対して責任感をもってやり遂げようとします。

仕事を適当に行うことは、自分の思う正しさに反することになるためです。

そのため、どんな些細な雑用に対してもきっちり責任感持って取り組みますし、一度引き受けたことは
粘り強くやり遂げようとします。

先ほども書いたように、几帳面な人は中途半端で終わることに気持ちの悪さを感じるため、
きっちり仕事をやり遂げたときの達成感に向けて、責任を全うするのです。

5 礼儀正しく、まじめ

几帳面な人は、周りの人に対して公平で礼儀正しく、まじめな人が多いです。

仕事だけでなく、人間関係に対してもきっちりしようとするからです。

そのため、「時間や約束は必ず守る」「目上の人には敬意をもって接する」など
人間的に信頼できる部分が多いのです。

目立たなくても、人に対しての丁寧な接し方やまじめさから、評価をしてもらえる人も多いのではないでしょうか。

几帳面な人に向いている仕事

ここまで、几帳面な人の長所について書いてきました。

細かいことにも手を抜かず、計画性をもって何事もやり抜こうとする「きっちり」した性格は、あらゆる環境で信用を得られることは間違いありません。

しかし、その正確さを最大限生かすにはやはり仕事選びは重要になります。

几帳面な人に向いている仕事には以下のような特徴があります。

・明確な納期が決まっている仕事
・綿密に計画を立ててこなしていくことが求められる仕事
・ミスのない正確さが非常に求められる仕事
・器用さや繊細さが求められる仕事
・ルールや規則が明確に決まっている仕事
・指揮命令系統がきっちり決まっている仕事
・自分のやるべき仕事がはっきりとしている
・コツコツ粘り強く続けていくことが求められる仕事

決して華やかだったり、目立つことは少なくても、自分のやるべきことに対して粘り強く取り組めたり、
手を抜くことが許されないような仕事で、几帳面さを十分に発揮できるでしょう。

具体的には以下のような仕事が当てはまります。

1 プログラマ

プログラマやエンジニアは、いかにミスなく正確にコードを書くかが重要です。

プログラムを書く中で、「半角にすべきところを全角にしてしまっている」というようなところが一つでもあると、エラーになってしまうため、几帳面な人特有の細かい部分にすぐ気づける性格が活きます。

また、システムの開発には納期なども明確に決まっているため、期限までに完成させるための計画性も重要です。

特にシステムエンジニアになると、システム開発全体の進捗を管理しながら、適宜スケジュールを調整していくことも求められるため、不測の事態に備えて事前に対策を打てる人は、慌てることなく業務を遂行していけるのです。

2 インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、ネットワークやサーバーなど企業が業務を行っていくうえで必要なIT環境を整備する仕事です。

エンジニアと聞くとプログラマなどのようにPCに向かってコードを書く仕事を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、テレワークやオンラインを使った会議なども増えてきた近年、このインフラエンジニアの需要は非常に高まっています。

そして、インフラエンジニアが几帳面な人に向いている理由は、プログラマと同じように、ミスなく正確な仕事ぶりが求められるからです。

例えば、業務中にネットワークの故障などがあり、ネットの接続ができなくなってしまったら、その会社の業務は一時中断せざるを得ないですよね。

企業が業務を行う上での「当たり前」を維持し続けるのがインフラエンジニアの役目であるため、システムの「運用」「保守」などの業務には几帳面さが非常に大事なのです。

3 品質管理

機械や食品、自動車といった、主に製造業において、
自社製品に不良が無いか、製品のクオリティは妥当かなどをチェックする品質管理の仕事にも几帳面さが求められます。

なぜならば、自社で扱う製品に不良品などがあると一気に企業ブランドを損なう可能性があるからです。

また、いかに合理的に、低コストで製品の生産を行っていくかというところにまで目を向ける必要があり、細やかで広い視野が求められる仕事でもあります。

品質管理業務は、「PDCAサイクル」を回しながら、自社製品の改良、問題点の改善を行う必要もあるため、
些細な問題にも気づき、計画的に生産を行うための動きが求められます。

企業ブランドを守るため、些細な欠陥にも気づき、計画的に製品のクオリティを高めるために貢献できる品質管理業務はまさに几帳面な人に向いているといえるでしょう。

4 法律関係

「弁護士」「行政書士」「社労士」といった法律を扱う仕事も几帳面な人に向いています。

法律という明確な基準に則て業務を進めることができるためです。

また、書類の不備などの細かい部分まで見落としのない几帳面さも活きます。

几帳面な人は性格的に正義感が強かったり、自分なりの正しさを発揮できる仕事でモチベーションを保ちやすい傾向にもあるため、法律という正しさを扱う業務の中で物事を「正しい方向」に持っていく仕事は、
モチベーションの維持もしやすいのではないでしょうか。

また、「公務員」「大企業の社員」なども、ルールや規則が整っており、自分のやるべきことが明確に決まっているため、几帳面な人が働きやすい環境といえます。

5 工場でのライン作業

自分の決められた作業をいかにミスなく、集中力を切らすことなく行えるかが重要な仕事です。

几帳面な人は、決められた作業をやり遂げることができる粘り強さと、同じ作業をミスなくコツコツこなすことができる正確さがあるため、向いているといえるでしょう。

普通の人では、途中で飽きて作業が雑になってしまったり、手を抜いてしまうこともあるでしょうが、
几帳面な人は、一つ一つの作業をきっちり行おうとするため、職場での信頼も得られることでしょう。

6 お金を扱う仕事

「経理」「銀行員」などお金の管理を行う仕事も几帳面な人に向いているといえます。

常に「お金」や「書類」を扱う仕事になるため、不備や記入ミスがあると後々大きな問題になることもあります。

お金がかかわる以上、「これくらいでいいか」のような適当な仕事をしていると、会社やお客様に大きな迷惑をかけることになるのです。

責任感をもって、正確にお金や書類のチェックをできる人でなければ、このような仕事は務まらないでしょう。

7 秘書

細やかな気配りとスケジュール管理が必要な秘書も几帳面な人に向いているといえるでしょう。

社長や上役といった、立場の高い人のそばで仕事をすることになるため、コミュニケーション能力が必要になります。

スケジュールの管理や、様々な物事の下準備、事務作業などやるべきとは多いですが、几帳面な人の「礼儀正しさ」「細やかさ」「正確さ」を存分に生かすことができる仕事であるといえます。

几帳面な人に向かない仕事

几帳面な人に向かない仕事には以下のような特徴があります。

・即断即決が求められる仕事
・スピード感もって行動することが求められる仕事
・ルールや規則、ガイドラインが曖昧な仕事
・チーム内の調和よりも、個人プレーを重視される仕事

几帳面な人は、何事も正確に、計画性をもってきっちり行わなければ気が済まないため、
その場で決断を求められたり、決断するための明確な基準がない仕事はストレスになるでしょう。

また、几帳面な人はその広い視野で、組織内の安定を保とうとするため、個人での成果が評価される仕事なども向かない可能性があります。

特に相性の悪い仕事としては営業職が挙げられるでしょう。

営業職が向かない理由

特に、ひたすらアプローチ数を重ねることが必要な新規営業などは、ストレスになるでしょう。

几帳面な人は、性格的に繊細で、自分を責めてしまいがちな人が多いです。

それは責任感の強さからくるものですが、営業職には「鈍感さ」が必要になったりします。

例えば、ノルマを達成できなかった時や、自分の案内からクレームにつながってしまったとき、

几帳面な人は「周りが成果を出している中、自分は目標も達成できないなんて」「自分のせいでお客さんや職場に迷惑かけてしまった」と考えすぎてしまい、気持ちを切り替えるのに時間がかかります。

営業の仕事は、クレームがくることも常に数字を追うことが求められるのも当たり前の環境なので、
これらを毎回気にしていては、ストレスがたまる一方です。

気持ちの切り替えが早く、人の気持ちに若干鈍感なくらいのほうが営業として成果が出しやすいのです。

几帳面な人が仕事で気を付けるべきこと

几帳面な人は、その完璧主義ぶりと、柔軟性のなさから、職場で孤立してしまう可能性などもあります。

几帳面という長所を生かしたうえで、職場で気を付けるべきことについて解説していきます。

1 自分を責めすぎない

几帳面な人は先ほども少し書いたように、責任感の強さゆえに自分を責めてしまいがちです。

時には、自分だけの原因ではないミスについても、一人で責任を感じてしまうこともあるでしょう。

自分のミスを振り返り、反省することは重要ですが、自分の失敗に厳しすぎる性格はうつ病などの精神疾患を引き起こすこともあります。

客観的に自分を振り返ってみて、
「本当に自分だけが責任を感じる必要があるのか?」「次同じ失敗をしなければいいだけだ」
と、自分の心に余裕を持てるような思考の転換訓練を行ってみるのもいいと思います。

100%失敗のない人間なんて存在しませんよ。

2 計画に余裕を持たせる

几帳面な人は、事前に綿密な計画を立て、それをコツコツかなしていくことが得意です。

一方で、計画をきっちり立てすぎることによって、不測の事態などに対しての柔軟性が欠けてしまうことがあります。

例えば「メンバーが体調不良になり、作業の進捗が遅れる」などといった、予期できない事態が起きたとき、
几帳面な人は、その遅れを修正しようと、周りや自分を無理に急かしてしまうようなことがあります。

あらゆる可能性に落ち着いて対策が打てるよう、計画を立てる際は、空白や余裕を持たせることをお勧めします。

3 自分のやり方を他人に強要しない

几帳面な人は、おおざっぱな人や適当な人が周りにいると、それを正したくなってしまう瞬間があると思います。

自分の几帳面さと同じレベルを、周りの人に対しても求めてしまうんですね。

あまりにも適当な人に対して注意を促すくらいであれば、衝突することは無いでしょうが、
あまりにもきっちり管理しようとすると、反感を買ったり、人間関係に壁ができてしまう可能性が高いです。

自分のやり方をただ強要するだけでなく、最終的に作業が問題なく完了するのであれば、その人なりのやり方でも許すというような、柔軟な考え方を取り入れることで、このような衝突は避けられるでしょう。

もし、作業を手抜きしたり、適当にやることによって問題が生じる場合は、「なぜそのやり方ではいけないのか」という理由を説明したうえで、行動を修正してあげることで、相手も納得してくれると思います。

几帳面な人が自分の長所を生かすには

以上、几帳面な人の特徴や向いている仕事について書いてきました。

几帳面な人の責任感の強さや、正確さ、計画性はあらゆる仕事で必要なスキルです。

その几帳面さは確実に多くの人からの信用を得ることができるでしょう。

一方で営業職のような、「鈍感さ」や「決断の速さ」を求められる仕事では自分の強みを発揮できず、
ストレスを抱えてしまうことが多いでしょう。

几帳面さを最大限生かすには、「エンジニア」や「経理職」などミスが許されないような環境で人を支える仕事を検討してみてはどうでしょうか。

きっとストレスなく、自分なりの達成感を得ることができるはずですよ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる