こんにちは、ミヤモンです。
今回は転職活動においてよくある失敗事例と、転職で後悔しないための対策について書いていきます。
今の仕事辞めたいけど、転職で失敗したら嫌だな。
転職先とのミスマッチを減らすにはどうしたらいいの?
転職失敗したってよく聞くけど、具体的にどんな失敗があるの?
このような疑問や悩みを持っている方は是非参考にしてみてください。
今の仕事はやめたいけど、転職活動に失敗するのが怖いという方は多いと思います。
実際に、転職先が自分の希望に合わずまたすぐに転職をするという方も多いです。
そのようなことになれば職歴に傷が付きますし、転職を繰り返すほど転職活動の難易度は上がっていきます。
そうならないためにも、転職するにあたって意識すべきことを知り、より自分の希望に合った環境への転職を成功させることが大事なのです。
転職活動で失敗する原因
1 転職先を決める前に仕事を辞める
「残業が多すぎてキツイ」
「とにかく今の仕事や職場から早く離れたい」
このような理由で転職を決意する人は、先に仕事を辞めてから転職先を探すことが多いのではないでしょうか。
仕事が忙しすぎて転職活動が全く進まないということであれば、先に仕事を辞めて短期集中で転職活動を行うのもありだと思います。
ただ、現職と転職活動を並行して行える状況であれば、先に転職先を決めておくのが賢明です。
なぜならば、先に仕事を辞めることによって経済的・精神的に余裕がなくなり「とにかく早く転職しなきゃ」と焦りが出てしまうからです。
毎月一定の収入が確保されていれば、しっかり自分の希望と向き合って冷静に企業選びができます。
しかし、収入が無い状態だと転職活動にかかるお金や生活費、保険料の支払いなどでどんどんお金が無くなる不安から、自分の希望条件とマッチしなくても内定を承諾してしまうということがあります。
転職活動は長期戦を覚悟する必要があります。
自己分析やキャリアの棚卸を行い、転職先に求める条件などをじっくり考えたうえで自分の希望する会社に内定をもらうためにも、在職中に転職活動を進めるのがいいでしょう。
2 転職でかなえたいことの優先順位が曖昧
今の仕事を辞めて転職活動をするには必ず転職先に求める条件があるはずです。
そこの優先順位がはっきりしていないと、転職活動が長期化する可能性が高いうえに、転職後のミスマッチが起こりやすくなります。
なぜならば、転職にあたって一番かなえたいことがはっきりしていないと、また現職と同じような不満に悩む可能性があるからです。
例えば、現職の給与と仕事内容に不満を持っていたとします。
「給与は今より上がるけど仕事内容は同じ」
「給与は下がるけど仕事内容は希望通り」
この二社から内定をもらったとして、最終的な判断軸が曖昧なまま入社先を選ぶと「やっぱりもう一方の企業にしとけばよかった」と後悔するかもしれません。
転職するにあたって「給与」「仕事内容」「人間関係」「ライフワークバランス」など希望条件がいくつも出てきてしまうのは当然です。
しかし自分の希望をすべて満たす企業は存在しません。
何を選んで、何を捨てるのか自分の中で気持ちの整理をつけておきましょう。
その際、「現職との比較」の視点も持つ必要があります。
転職することによって、「今より給与は下がるけどやりたい仕事ができる」などよくなる部分と悪くなる部分はどうしても出てきてしまいます。
転職先の条件だけでなく、現職との比較の中でも「何を捨てるべきか」をはっきりさせておきましょう。
「転職に当たって何を一番重視するのか」優先順位をつけておくことで、応募する求人もかなり絞ることができますし、入社後のミスマッチを減らすことができます。
3 イメージだけで仕事を選ぶ
「ITの仕事って今後も必要とされるし収入もどんどん上がりそう」
「営業の仕事に就けば今よりめっちゃ稼げそう」
などイメージだけで仕事を選んでしまうと、入社後に苦労する可能性が高いです。
なぜならば、その仕事が自分に合っていない可能性があるからです。
例えば、将来性があるからとプログラマーの仕事に就いた結果、移り変わりの激しいITの勉強を常にし続けることが苦痛になったり
稼げそうだからと営業の仕事に就いた結果、クレームや数字のプレッシャーからメンタルを病んだりなど
自分の適性や実際の業務の流れを考えずに仕事のイメージだけで転職してしまうと苦痛に感じる場面が多いです。
自己分析、業界・職種分析、求められる能力をしっかり見極めたうえで仕事を選ぶことで、比較的ストレスの少ない状態で成果を出すことができます。
4 情報収集が不足している
求人情報の内容だけを見て転職先を決めるのは危険です。
求人情報の内容は基本的にその会社のいい部分しか書かれていないことが多いからです。
求人情報に書かれていた仕事に応募したつもりが、入社してみると研修という名目で全然違う仕事を任されることになったというのもよくある話です。
「求人媒体だけでなく企業のHPで事業内容をしっかり把握する」
「SNSや口コミサイトを活用してリアルな社風を確認する」
「面接を受ける中で仕事の流れを聞いておく」など情報収集を徹底したうえで転職先を決めることをお勧めします。
5 社風を調べていない
転職先の社風や職場の人間関係は意外と見落としがちな人が多いのではないでしょうか?
求人票から「仕事内容」「給与」「勤務地」などの情報は得られますが、いざ働くことになる職場の雰囲気が自分に合わなければ居心地の悪さを感じることになるでしょう。
「チームプレーが多いのか、個人プレーが多いのか」
「個人の裁量が大きいのか、話し合いで決めることが多いのか」
「体育会系な社風なのか、効率的な社風なのか」
自分がどんな環境であれば気持ちよく仕事できるかという視点も忘れないようにしましょう。
企業のSNSやHPから求めている人物像や企業理念を把握したり、口コミサイトからその企業の社員のリアルな声を調べておくことで、人間関係によるミスマッチを減らせる可能性が高いです。
6 転職すること自体が目的になっている
「今の仕事に何となく飽きた」「新しい環境で心機一転働きたい」
などの理由で安易に転職を考えてしまうのは危険です。
本来自分の希望を満たせる仕事に就くことが目的のはずなのに、今の状況から抜け出して転職するという目的に擦り変わってしまっているからです。
この状態で転職活動を行っても、転職先に求める軸がブレブレのためミスマッチを引き起こしやすいです。
明確に「転職して~をしたい」という目的が無いのであれば、安易に転職をすることはお勧めしません。
転職で後悔しないためにやっておくべきこと
1 自己分析とキャリアの棚卸を徹底する
就職活動時にも自己分析をやった方は多いと思います。
転職活動時は就活と違い、これまでの職歴を中心に自己分析やキャリアの棚卸を行うことが重要です。
なぜならば、就活と違い転職時に求められるのはこれまでの業務経験だからです。
「これまでどんな仕事に携わり、どんな経験・スキルがあるのか」
「業務で感じた苦労やそれをどのように乗り越えたのか」
「なぜ今回転職を決意したのか」
「将来どうなっていきたいのか」
これらを一貫性をもって話せるようにしなければ、面接官を納得させることはできません。
また自己分析やキャリアの棚卸ができていないと、転職先に何を求めているかが明確にならないため転職後のミスマッチを引き起こす可能性もあります。
2 面接時は逆質問を必ず行う
面接の最後に求職者側から質問をさせてくれる企業がほとんどだと思います。
そのタイミングで求人票だけでは分からない部分をクリアにしておきましょう。
例えば「職場の人間関係」「残業や休日出勤の有無」「入社後の業務の流れ」など、転職するにあたってこれだけは譲れないという条件面があればそこはしっかりと確認しておくべきです。
ただ、勤務条件に関してばかり質問すると向上心が無いと思われてしまう可能性があるので、キャリアアップや意気込みなどの質問も混ぜながら質問するといいでしょう。
3 転職エージェントを活用する
自己分析や自分の職歴をうまく整理できないときは、転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職のプロに相談することで、効率よく転職活動を進めることができます。
自分でも気づいていなかった自分の強みやアピールできる経験を会話の中で見つけ出してくれたり、面接対策や職務経歴書の書き方などもアドバイスくれるため、正しいやり方で転職を行うことができます。
転職エージェントとの面談前には、最低限自分が転職先に求める条件や、これまでの業務内容を説明できるようにしておくと有意義な面談にできるでしょう。
また、転職エージェントの中にも自分と相性の良い人、悪い人がいるため2つ~3つほどのエージェントサービスを並行して登録しておくといいでしょう。
相性のいいエージェントに出会えたら、求人の紹介なども積極的にお願いすることをお勧めします。
まとめ
以上、転職活動でよくある失敗の原因と対策について書いてきました。
転職活動をするにあたって失敗するんじゃないかという不安はつきものだと思いますが、自己分析や企業研究をしっかり行うことによって、ミスマッチは確実に減らせます。
自分の希望を明確にしたうえでより自分に合った環境で働くためにも、悔いのない転職にしていきましょう。
コメント