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コミュ障に営業は厳しかった。たった半年で営業職を辞めてしまった僕の実体験

こんにちは。ミヤモンです。

僕は、学生時代は友達0人、まともに会話を続けることもできないほどの極度のコミュ障にもかかわらず、電話営業の仕事をしていたことがあります。(たった半年でやめてしまいましたが)

今回は、そんな僕が営業をしていて「思っていたよりこんなことがつらかった」「こうゆう時が一番メンタルやられた」と感じた実体験について書いていきます。

コミュ障だけど営業職にしか採用されない・・
コミュニケーション苦手でも営業はできるの?

このような悩みや疑問を持っている方は参考になるかもしれません。

結論から言うと、業務上の受け答えがしっかりできれば、話すのが苦手なコミュ障でも最低限の仕事はこなせます。

しかし、「メンタルが弱い」「プレッシャーに弱い」「理不尽に怒鳴ってくる人と話したくない」などの気質のある方にはお勧めはしません。

具体的に説明していきます。

目次

コミュ障にとって営業は辛い時間が多い

僕は、飲食店や美容院に対して主にウェブ集客のサービス提供をする新規の電話営業を行っていました。

それ以前は携帯販売員として約3年ほど接客や販売の仕事もしていたため、キャリアアップや収入アップを期待して営業職に転職をしたのです。

当時は「販売の経験も生かせるし、営業でもなんとかなるでしょ」と気楽に考えていましたが、いざ営業の仕事を始めてみると圧倒的に辛い時間が多かったんですね。

「この仕事は自分に絶対向いてない」
「これからずっとこんなに辛い時間が続くのか」
「休みの日なのに、仕事の不安ばかりが浮かんでくる」
「ノルマに全然届かない。何がいけないんだろう」

仕事中も家に帰ってからもずっとネガティブなことばかり考えていました。

コミュ障が営業をしていて辛かったこと

先ほども書いたように、たとえ雑談や人との会話に苦手意識を持っているコミュ障でも、業務上の受け答えさえそこそこできれば、最低限の仕事はこなせます。

実際に僕も接客業の経験があったため、サービスの説明や相手からの質問に対しての受け答えはできていました。

営業のスクリプトもありますし、相手からの質問もある程度は決まっているからです。

ある程度経験していくうちに、だんだん提案慣れはできると思います。

そんな中でも、やはりコミュ障に営業は厳しいなと感じることがいくつかあったので実体験とともに書いていきます。

1 ノルマによるプレッシャー

「営業職=ノルマがキツイ」というのは大体の方が想像できると思います。

営業は獲得してなんぼ、数字がその人の会社への貢献度や生産性を測る指標になるため、どこの会社もノルマはその人の能力よりやや高めに設定されることが多いと思います。

プレッシャーに強い人であればこのようなノルマに対して「ノルマを達成した時の達成感がたまらない」「ノルマが自分のモチベーションを高めてくれる」とポジティブに考えることができると思います。

しかし、僕含めコミュ障の方はノルマをただのプレッシャーとしてしか感じられない方が多いのではないかと思います。

「達成できなかったらどうしよう」「こんなに取れるわけないよ」「どんどんノルマが増えていく・・」

と不安になったり、たとえ達成できても「よかった。何とか達成できた・・」と達成感より安心感が出てきてしまうのではないでしょうか。

たとえ達成しても、よく月にはさらに高いノルマが設定されてたりしていつまで頑張ればいいのか途方に暮れてしまいますよね。
常にプレッシャーとの闘い。辛い・・・

2 周りの人と比較してしまう

僕は営業をやっている中で、「ほかの人はどんどん獲得してるのに、自分だけまだ一件も取れてない」「自分は会社のお荷物でしかない」と周りとの比較から自己否定してしまうことが毎日のようにありました。

実際営業の仕事は、自分がほかの人と比べてどれくらいの生産性なのかが「数字」という指標で一発で分かります。

周りが獲得している中で、自分だけ取り残されていると「焦り」「不安」「劣等感」「くやしさ」「あきらめ」などいろんなネガティブ感情が渦巻きます。

そんな状況でも泣き言いわず、ひたすら営業をかけ続けることが営業職には求められます。

ネガティブな気持でもひたすら電話かける→断られる→メンタルやられる→でもひたすら営業する

これを毎日延々と続けるのです。

獲得できていないからこそ、人一倍行動量を増やさなければならないのです。

よっぽどのメンタルが無いと長く続けることはできませんよね。

フロントトークを少し変えてみたり、架電先をいろいろ試したり試行錯誤しながらとにかく数をこなしても速攻で断られ続けると本当にメンタル病む。
自分は何してるんだろうって虚無感がすごかった。

3 電話かけるごとに恐怖心との戦いになる

コミュ障の僕は電話が苦手なんです。

プライベートでも電話する必要があるときは、頭の中で会話のシミュレーションしてからじゃないと電話かけれないし、ようやく電話かけても言いたいことがめちゃくちゃになることが多い。

そんな僕が一日に100件も200件も電話かける中で一番嫌だったのは「相手がいきなり怒鳴ってきたらどうしよう」という恐怖感でした。

営業をかける時間帯は当然のことながら、相手も仕事中のことが多いです。

「忙しい時に電話してくるな。馬鹿野郎」「営業なんていらねーよ」「非常識だ!」なんて罵声をいきなり浴びせてくる方も多いです。

このような罵声やガチャ切りはまだ良いほうで、時には憂さ晴らしなのか何なのかめちゃくちゃ嫌味を言ってくる方もいます。

こちらから電話した手前勝手に電話を切ることもできないので、相手のお説教?が終わるまでずっと耐え続けないといけません。

なので僕は、いつも電話のコール中「怒鳴られたくない」「あわよくば電話に出ないでほしい」なんてことを思っていました。

黒ひげ危機一髪をずっとやり続けるような精神状態で電話をかけ続けていたんですね。

相手からの罵声や嫌味をうまく受け流せる方であれば大丈夫ですが、相手の言葉を真に受けてしまったり考えすぎてしまうメンタルのコミュ障にはかなりつらいと思います。

4 騒がしい環境で仕事しなければならない

コミュ障の方の中には、「静かな環境が落ち着く」「騒がしいところでは集中できない」という方もいいのではないでしょうか。

会社によりけりだとは思いますが、営業の仕事は同じフロアで何人もの人が電話してたり話をしている場合が多いです。

そのような環境で働くことに対して「集中できない」「落ち着かない」「イライラする」と感じてしまう方は、仕事中辛く感じることが多いと思います。

コミュ障の方は内向的な気質の方が多いので、騒がしい環境で作業すること自体がストレスになりがちなんですよね。

精神的にも疲労感を感じやすいから、家に帰ったらぐったりして何もする気起きない日が続くよ

5 こちらからアプローチをし続けなければならない

当然のことですが、営業は基本的にこちらからアプローチし続ける必要があります。

この「主体的な」アプローチが、コミュ障な人は苦手なことが多いです。

人付き合いが苦手なコミュ障はこれまでの人生の中で、自分から人に話しかけたりするより、相手から来てくれるのを待つといったような「受け身」のコミュニケーションが多かったのではないでしょうか?

僕もそうなのですが、余程の緊急の要件がない限り自分から誰かにアプローチするのがすごく苦手です。

「自分が話しかけて迷惑じゃないか」「今話しかけても大丈夫なのか」「嫌われているかもしれない」

と勝手にネガティブなことを考えてしまい、自分からは行動できないんですよね。

そんな人が営業になったらどうなるか。

「こんな時間に電話したら絶対迷惑だよな。怒られたらどうしよう」
「あれ、相手の反応めっちゃ薄い。自分の話理解できてない?」
「営業なんて迷惑だろうな。本当すいません」
「前に話聞いてくれた人が全然電話に出てくれなくなった。もしかして着拒されてる?」

などなどとにかくネガティブなことばかりを常に考えています。

基本的に営業はうっとおしいと考えている人が多いので、だからこそ多少図々しくなければ、契約は取れません。

時には相手の都合も無視して話し続けたり、相手が何度断っても「でも、だから」と押し込み続ける必要があります。

ただこれまでの学生時代などでしみついてきた、コミュ障特有のネガティブ思考はそう簡単に消えないため、どうしても後ろ向きな営業スタイルにならざるを得ないのです。

こればかりは、コミュニケーション能力以前にその人の気質や性格の問題なので、仕方ないのかなと思います。

相手の立場を考えすぎて、受け身・後ろ向きなコミュニケーションになりがちな方は、営業を無理に続けることでメンタルを病む可能性もありますよ。

僕も営業始めたすぐのころは、ネガティブ過ぎる自分を責めてたけど、無理に変わろうとするより、営業は自分に「合ってなかっただけだ」って開き直ることにしたよ。

それでも営業に挑戦してみたい方は反響型がおすすめ

以上のように、コミュ障が営業をすると苦痛に感じる場面が多いです。

仕事中も仕事以外でも常にストレスを感じることになると思います。

ただ「それでも自分は営業に挑戦してみたい」「学歴は低いけど、とにかく稼ぎたい」「営業職でしか採用されない」などの理由で営業を検討しているコミュ障の方には、「反響型」の営業をお勧めします。

不動産や自動車のようなショップ来店型のものや、ウェブサイトなどから問い合わせをしてくれたお客様に対して提案を行うようなものですね。

これであれば、自分からひたすらアプローチし続けたり、断られ続けたりすることが少ないため、新規営業に比べれば圧倒的にストレスは少ないです。

また相手もこちらの話を聞きたいと考えてくれているため、こちらの質問や提案をしっかり検討してくれます。

コミュ障の方は自分から話すより相手の話をしっかり聞いたり、相手の気持ちを汲み取った提案が得意なため、相手から来てくれる営業スタイルであれば、経験を積んでいくことでキャリアアップしていけるのではないでしょうか。

まとめ

以上、僕が営業を経験して辛かったことについて書かせていただきました。

コミュニケーション能力よりも、メンタル的な部分で自分のようなコミュ障は営業で苦労すると思います。

とにかく数をこなし改善を重ねることで、提案自体はうまくなっていくかもしれませんが、それ以前に営業を行う上でのメンタルが無ければ苦痛な時間が多いです。

「この仕事をこれからずっとやり続けないといけないのか」と後悔することになるので、もし今「コミュ障だけど営業やってみたい」「営業職しか仕事が見つからない」という方は慎重に考えることをお勧めします。

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